メスティンのシーズニングという謎儀式
メスティンにシーズニングとやらいうオカルトチックな処理はいらんからねという内容。
この写真はシーズニングとやらいう謎の珍儀式をしていないTrangia製のメスティンなのだが
外側は固形燃料やガスコンロにかけていたのでそれなりに焦げているが、内側は特に焦げ付いてないというのが見て取れると思う。この写真を撮るために必死にタワシでこすったわけでもなく、炊飯をした後にしばらく水に浸けておいてスポンジタワシでこすった程度。
Googleなどで「メスティン」と検索すると、「シーズニング必須」という記事がやたらと多い。
曰く、「被膜加工されていないアルミなので、そのまま使うと焦げ付く。よって、米のとぎ汁などでしばらく煮ることにより被膜を作るのだ」という一見まともそうな、でもちょっと考えると「ん?何言ってんの?」という記事で溢れかえっております。
米のとぎ汁如きでコトコト煮込んだぐらいでアルミ表面に被膜加工できるわけないよな。
というわけで、メスティンにシーズニングなんてめんどっちい手間をかける必要はないので、安心して使い倒して欲しいと思う。ていうか、キャンプに使うものなんだから、あまりピカピカだとカッコ悪いのでは?
******
似たような迷信に「お酒を飲む前に牛乳を飲んで胃に膜をはっておくとよい」ってのもありますね。常識的に考えて、胃酸が放出されている胃壁に牛乳ごときで膜をはれるわけないだろうとは思いますが、けっこう信じている人いますよねえ。私の母親です。