iPhone/iPad ショートカットを使って、自動的に壁紙をランダムに切り替える
2021/3/27追記:以下のリンクからショートカットをダウンロード可能です。
MacやWindowsみたいに壁紙をランダムにどんどん変えてくれないかなあ、でもiPhone/iPadにはそんな機能ないしなあ…とお悩みのあなたへ、「ショートカット」アプリを使って壁紙をランダムに切り替えましょう。
壁紙をランダムに変更するショートカット
まず、「写真」アプリに切り替えたい壁紙を入れたアルバムを作ってください。壁紙をたくさん切り替えたいという人は既に作ってそうですけど。
古いiOSだとできないようなので、まずは最新のiOSにバージョンアップしましょう。2021/2月現在、iOS14.4が最新版です。たぶん、iOS14以降なら大丈夫だと思いますが、未確認。
「ショートカット」アプリを探して開きましょう。そんなもの使ったことないよ、という方も多いとは思いますが、どこかにあるはずですよ。
「ショートカット」アプリを開いたら、「マイショートカット」の画面右上の+を押して、新規ショートカットを作成します。
「アクションを追加」を押して、「App」→「写真」→「写真を検索」と選択します。
「フィルタを追加」を押すと、「アルバム 次と等しい 最近の項目」という項目が増えるので、「最近の項目」をクリックして、壁紙を入れたアルバムを設定しましょう。
「並び順序」を「ランダム」に、「制限」をONに、ーを数回押して「1項目を取得」に設定しましょう。
次に、青い+ボタンをクリックします。
「スクリプティング」→「壁紙を設定」を選択します。
「表示を増やす」をクリックして、「プレビューを表示」をOFF、「視差効果」はお好みで。(視差効果についてはこちらの後半を見てください)
これで設定は完了です。右上の「次へ」を押し、最後にショートカットの名前をつけて、右上の「完了」を押せば完成です。
こんな感じにできていればOKです。
「マイショートカット」に先ほど作ったショートカットが表示されているので、クリックしてみましょう。ホーム画面に戻ると、壁紙がランダムで変更されているはずです。このショートカットをホーム画面等に置いておけば、いつでも壁紙を変更できます。
なお、「並び順序」を「ランダム」以外(「作成日」など)にし、「制限」をOFFにしておくと、ショートカットをクリックすると、アルバムに含まれる画像一覧が表示されるので、そこから好きな画像を選ぶこともできます。両方作っておくといいですね。
特定タイミングでの壁紙の変更
このショートカットを特定の時間やタイミングで起動させることも可能です。
「ショートカット」アプリの下部にある「オートメーション」をクリックして、右上の+をクリックしましょう。
「個人用オートメーションを作成」をクリックし、作成したい項目を選びましょう。ここでは「時刻」を選んでみましょう。
壁紙を変更したい時刻を設定して、右上の「次へ」をクリック。
「アクションを追加」をクリックし、「App→「ショートカット」→「ショートカットを実行」を選択します。
「ショートカットを実行」をクリックして、先ほど作成したショートカットを選択し、右上の「次へ」をクリック。
「実行の前に尋ねる」をOFFにして、右上の「完了」をクリックして完成です。
これで、時間が来ると壁紙が自動的にランダムで切り替わります。時間だけでなく、特定の場所に到着した時や、充電器に載せた時などにも設定可能なので、いろいろと試してみましょう。
なお、ショートカットが自動起動する時にいちいち通知が表示されてうっとうしいので、通知をOFFにしようと設定の中を探しても、なぜかショートカットの設定項目が見当たりません。なんででしょうね?とりあえず、以下の方法で通知OFFに設定可能なのですが、4〜5日経つと再度通知ONになってしまいます(iOS14.4.1現在)。なんででしょうね?その場合は再度通知OFFに設定しましょう。めんどくせえ。
(2021/5/29追記)iOS14.5でもこの問題は残っている。どうも、端末を再起動したときに通知設定が勝手にONされるようですね。iPhoneは3〜4日間隔で夜中にこっそり端末を再起動しているようで(FACE ID設定をしているのに、FACE ID有効にするので暗証番号を入力せよと表示される)、これ以降うっとうしい通知が出現する。これはもうそういう仕様なんだろうということで諦め、スクリーンタイムのWidgetを追加することにしました。これで少し手間が省けるようになった。
「設定」→「スクリーンタイム」→「すべてのアクティビティを確認する」→下の方にある「通知」の中に「ショートカット」が含まれているので、それをクリックすると通知設定が可能。
「ショートカット」が 表示されていても右側に「>」が付いていない場合は、
ちょっと上の日〜土のとこにある棒グラフをどれかタッチすると、
「>」が付くので、タッチして通知設定をしよう。
さて、最後に宣伝。
このアプリを使うと、「視差効果」ありの時でも画面周辺が切れない壁紙画像の作成が簡単に作れます。興味のある方は是非是非。120円。
Xcodeの"Communication with the service was interrupted."は.gitconfigのpath設定を見直そう
Xcodeを使い始めたのですが、新しいプロジェクトを作成して、プロジェクト画面が開く瞬間に"Communication with the service was interrupted."という警告が表示されてうっとうしいことこの上無い。実用上は問題無さそうなのだが、気持ち悪い。
で、Googleで検索してみると
I am having problems when I attempt to add a new Swift Package to my project.
On Xcode 11.3.1 I receive a "Couldn't communicate with a helper application." error message.
PS with Xcode 11.4 the error message has changed to "Communication with the service was interrupted."
という「どうしらええんじゃ〜」という質問に対して、「~/.gitconfigのパス設定が悪さをしているよ」と回答あり。以下の設定に問題ありなのだそうだが…
Evntually I idenitified that this was the section causing the issue.
[includeIf "gitdir:~/some/path/"] path = "~/some/path/.gitconfig_include"
しかし、自分の環境では
path =
という1行しか無い。どうしましょう?とりあえずpath設定が悪いみたいだから、一旦コメントにしてみると 、プロジェクト新規作成で警告が出なくなった。で、もう一度path設定を有効にしてみると、なぜかもう警告が出なくなっていた。
なんででしょうねえ?まあ、結果オーライ。
Arduinoを始めた
「Arduinoを始めた」というタイトル、頭悪そうだな。
ずーっと以前に買ったままにしていたArduinoをようやく箱から出していじり始めたのが先週の7日。で、1週間ほど触ってみてなんとか満足に動かせるようになってきた。delay()を使ってLEDをチカチカ点滅するだけなら楽勝なのだが、今後いろいろと電子工作をする上でまともな雛形を作っておきたかったので、ちょっと時間がかかってしまった。
とりあえず、
スイッチ検出用ライブラリは、任意の時間間隔での短押し/長押しに対応し、検出時にloop()中でイベントとして確認できるようにした。
ロータリーエンコーダー操作検出用ライブラリは、1クリック毎に回転方向、クリックに要した時間を検出し、スイッチと同様にloop()中でイベントとして確認可能。
汎用タイマモジュールはちょっと手間がかかった。基本的にMsTimer2ライブラリを使用した、汎用タイマとloop()内でdelay()の代わりに使える周期起動用カウントダウンタイマとして動作する。Arduinoをいじっていて「?」と悩んだのが、MsTimer2ライブラリが不正な動作をすること。なぜか設定値の2倍強の時間がかかったり、スイッチを押すと設定値より早くタイムアウトしたり。なんでじゃー!と半日ほど悩んでいたのですが、delay()やtone()を使っていることが影響しているとはたと気がついたのでした。delay()やtone()はお手軽工作には便利なのですが、まともなタイマーを実装しようとしたら使ってはいけないようで(MsTimer2ライブラリをいじればいいんだろうが)、それじゃあと、delay()やtone()は使わないで済むよう汎用タイマライブラリを作ったのでした。
こういったガラクタをまとめて状態遷移処理テーブルなどで処理の追加を容易にした(つもりの)雛形を作ってみた。20年ぐらい前に組込み機器のS/Wを作っていたので、思い出しながらやってみただが、けっこう覚えているもんですね。当時は嫌なことやつらいことがいっぱいで思い出したくないことが多いはずなのだが、自分の頭に当時の知識や経験がちゃんと残っていることはけっこういい気分で、楽しく作業に集中できた。
さて、Arduinoでやりたいことはいろいろあるのだが、とりあえずは使い勝手のいいキッチンタイマーを作ろうかと思っている。市販のキッチンタイマーは安くて手軽でいいのですが、いまいちなんですよね。
気に入らないのは主に二点。まずひとつ目、タイマーのピピピ音が長すぎる。1回鳴らせば分かるんだから、しつこく鳴らさないでくれ。止めるまで鳴り止まないのはなんで?ふたつ目、タイマー作動中に「START/STOP」を押すと一時停止するところまではOK、だがなぜそこから時間の修正(追加)ができないの?そこで「分」「秒」を押してタイマの残り時間を増やすだけの簡単なことだろうに。この二つの不満点を解消したものを作る。しかし、世の料理人の方々はこういう仕様を不満に思わないのでしょうかね?
そこそこ形になったら公開しようと思う。GitHubとかよくわからんから、これも覚えなきゃね。やることいっぱいなのはいいことだ。
Withings STEEL HRの歩数が戻らない現象と復帰方法
Withings STELL HRを再起動するにはリュウズを20秒間押したままにするといいですよ、という内容。
今朝起きて食事を取っているとWithing STEEL HRがブルブルっと震えた。アラームも通知設定もしていないので、こんな時間にバイブが起動することはない。確認すると1万歩達成のおめでとう画面。はあ?あのう、起きたばかりなんですけど…歩数を確認してみると驚きの152500歩。すごいや、一晩でこんなに歩いたんだ、これまでの最高でも6万歩程度なのに、最長記録達成だ!
と、わざとらしく驚くこともなく、なんか不具合が発生したのだろうな、再起動すればなんとかなるだろう、と冷静に考え、再起動方法を調べることに。で、iPhoneのWithingsアプリを起動し、「再起動、再起動、どうするんですかあ…」と探したが、どこにも書いていないご様子。ちっ使えねえ、とネットを調べたところ、リュウズを20秒間長押しすると再起動するとのこと。
さっそくやってみることに。ううっ、指が痛え…
238歩とたぶん正常であろう妥当そうな数値に戻った。しかし、針は再起動前と同じとこを示したまま。これはWithingsアプリにある針の調整機能を使えばOK。
再起動方法ぐらい、すぐ分かるようにしてほしいもんだ。
素性の怪しいHDMIケーブルを使うとARCにノイズがのる
SONYの液晶TV(KJ-43X8000H)とPanasonicのシアターバー(SC-HTB01)をARCでつないでいたのですが、部屋の照明を消すと音声が2〜3秒途切れることが判明。
あれーと思って、いろいろと試してみると、
- TVのある部屋の照明ON/OFFで音声が途切れる。特にOFFで顕著に現象発生。
- TVのある部屋は台所もあるのだが、台所の流しの蛍光灯ON/OFFでも音声が途切れる。
- 隣の部屋の照明ON/OFFは影響せず
うーんなんでじゃと、ネットで調べてみると、ARC接続システムで蛍光灯ON/OFFで音声が途切れるのは割とよくある症状らしい。しかし、その対策については特に言及されていない。Yahoo!知恵袋にも同様の質問があるが、聞かれてもいない蛍光灯でノイズが発生する仕組みを延々と説明していたり、「メーカーに問合せなさい」と知恵袋の存在意義を否定した回答ばかり。まあ、Yahoo!知恵袋はこんなもんでしょう。
TVは新しいし、サウンドバーも2年ほど前に買ったばかり、となるとHDMIケーブルが怪しいとなるわけですが、このHDMIケーブルはなんだ?私の部屋には出所不明のケーブルがどっさりあるのだが、ちょうどいい長さというだけの理由でこのHDMIケーブルを使っていたことを思い出した。
このケーブルをエレコム製の一番安いケーブルに取り替えたところ、音声プチキレ現象は解消。ノイズ耐性がなかったのか、ARC非対応だったことが原因なのか不明ですが、結果オーライ。
というわけで、ARC接続の音声途切れにお悩みの方はHDMIケーブルを取り替えてみてほしい。
この機会に、得体の知れないケーブルは全て一掃することに決定。しかし、なんでこんなに溜まるのだろうか…
中国都市部では小学校に入るのも一苦労
都市部(城市)と農村部(農村)で大きな違いがあるということをちょろっと書いたのだが、中国現地採用の同僚の苦悩を思い出した。
彼は中国人女性と結婚して中国で一児をもうけたのですが、その子の小学校についてとても悩んでいた。なんでも、その地域の戸籍を持っていない親の子息はそこの小学校に入れないというのです。
そんなバカなことがあるか、じゃあ学校に入れない子はどうなるの?まともな国であれば子供の学習する権利ぐらい当然認められているでしょうが、と思いました。思いますよね?
しかし、中国ではその当然が当然ではなく、その地域の戸籍がある親の子供が優先的に受け入れられ、その次にその地域に住居を所有している親の子供、最後が地域外戸籍。都市部の小学校は教育レベルが高いので希望者が多く、定員が割れることはまず無いので、地域外戸籍の親の子供はまず入学できないとのこと。
彼は日本人なので当然中国の戸籍は無い。彼の妻は遠く離れた農村部の戸籍。じゃあどうするの?かと言うと、
- 妻の実家の両親(祖父母)に子供を預け、実家の近くの小学校に通う。子供と会えるのは春節や国慶節などの長期休暇のみ。
- 都市部周辺で受け入れてくれそうな小学校を探す。父親は毎日長距離・長時間通勤をするか、職場近くに安いアパートを借りる。
- 外国人の場合、インターナショナルスクール等に通う
- 思い切ってマンションを買う
といったことになるようです。
件の彼の場合、3はダメだったようです。彼の住居近くの日本人学校は日本人のみ受入れるとのことで、日本人・中国人の子供は受け入れられないということだったそうです。結局、一念発起して「4.マンションを買う」に踏み切ったのですが、中国都市部なので「げげぇー!」と思わず呻いてしまうような金額でした。一介のサラリーマンが背負うには厳しすぎない?と思ったのですが、彼の決断なので何も言いませんでした。
しかし、そんな落とし穴があるなんて思いませんよね、普通。
花と翠
中国で聞いた話。
中国語の先生と話をしていて、どういう経緯だったか忘れたけど、「マクロスFの登場人物ランカ・リーの中国語表記『李蘭花』について、中国人ファンからの評判がひじょうに悪いと聞いたけどホント?」という質問をした。
先生曰く、「『花』という字が入っているので、数十年前の農村のイメージがあるね」ということだった。その昔、農村部で「花」の字が入った名前が流行っていたそうで、現代中国人の感覚では「花」という字から田舎の野暮ったい印象を持ってしまうようだ。ということで、人気アニメのヒロインであるところの歌姫には似つかわしくないとして評判が良くなかったようです。
言われてみれば、私の中国人同僚女性の名前は「花」ではなく「華」が使われていました。「花」も「華」も発音・声音は同じなのですが、親としてはなるべくモダンな雰囲気の名前にしたかったのでしょうかね?「李蘭花」も「李蘭華」だったら良かったのかもしれない。今度誰かに聞いてみよう。
ちなみに「翠」という字も同じ理由で現代中国では田舎くさい名前として認識されるようです。日本全国の翠さん、ご愁傷様です。
中国では都市部(城市)と農村部(農村)で別の戸籍となっており、そこには明確な区分があります。以前は都市部出身方が仕事・教育・生活面で有利だと考えられていたようですが、現在では農村部出身もそれほど悪くないと考えられているようで、農村だと住宅を持つことや、子供を複数持つことも簡単なようです。しかし、都市に出稼ぎに出ている農村の人達を見ていると、まだまだ大きな差があるようです。身分制度とまではいきませんが、同じ国の人民を出身地で区別して、その土地に縛りつけようとするのは、現代日本人的考えではなかなか理解できませんね。